チーズ

チーズはまさに奇跡の食べ物です。チーズが地球上に誕生したのは約4000以上前だといわれています。その頃に作られたチーズは、ミルクがいくつもの偶然が偶然に重なってできた本当に奇跡の食べ物でした。現在世界中で食べられているチーズは3000種類以上もあると言われており、チーズの食べ方はや料理はそれ以上に沢山あります。チーズという食品には、栄養や保存以外にも嗜好品としての魅力も十分ですし自分で作るという楽しみ方も新しいチーズ料理を作ってみるという楽しみ方もある果てしない魅力の詰まった身近な食べ物です。



チーズについて

チーズは世界中にある色々な食べ物のうち最も古くからあるのもの一つで、古くから作られているチーズはもちろんのこと、さらに現在でもなお新しいものが作られている食品です。

チーズの歴史

今私たちが食べることの出来る沢山の美味しいチーズは様々な工程や製法によって、世界中でいろいろなタイプのたくさんの種類のチーズが作られています。ヨーロッパで生まれた食べ物と言うイメージが強いチーズですが、初めにチーズの原型のようなものが生まれたのは、アラブやインド、モンゴルといったアジア周辺の地域でした。現在でも、これらの地域の古い村では、ヨーグルを加工して作ったようなチーズ原型ともいえるものが作られています。こういった地域のチーズの原型のようなものを羊の胃袋で作った水筒に入れらくだの背に乗り砂漠を旅していたとき、水筒の中身を飲もうとした偶然固まっていたことでチーズを凝固させるレンネットが発見されました。このとき、水筒に入れていたものは山羊のミルクだったと言われているため、最も古いチーズは山羊のチーズではないかと言われています。

チーズの栄養と健康

チーズは栄養バランスの取れた万能食品とも言われています。蛋白質の摂取が難しい山間の地域では、「白い肉」と呼ばれ、昔から重要な蛋白源になってきました。肉類を食べずにチーズだけで十分な蛋白質を含む栄養素をとっていたところもあります。

健康維持やダイエットに最適なチーズ

日本ではチーズはカロリーが高いものというイメージが強いようですが、血圧を下げる効果や日本人の栄養に特に足りないといわれているカルシウムやビタミンA・Bをたっぷりと吸収することができる健康食品でス。また体を作るのに必要であるアミノ酸のたっぷり入った良質なたんぱく質も豊富で、他のたんぱく質を豊富に含む肉などと比べるとイメージにあるほどカロリーの高い食品ではありません。自分の好みや体調にあわせたチーズを使った料理を作るのは、健康的な食事を楽しく美味しくするのにも役立ちますよね。食事にチーズを取り入れたときのチーズの働きを考えるとチーズを上手に食べることで、普段の食事に足りなかった栄養素を上手く取り入れられ、さらに他の食品の栄養を吸収しやすくしてくれる効果も期待できます。ダイエットにチーズを取り入れることで、不足しがちな栄養素を取り入れることができ、成長期や女性の心と体のバランスを保つことの出来る食品としてもチーズはぴったりです。

チーズの種類

チーズの種類は世界中で1000~3000種類以上あると言われています。原料のミルクにも、牛・水牛・山羊・羊などそれぞれに違ったチーズがあります。さらに作り方によってナチュラルチーズの中でも、フレッシュチーズ・白カビチーズ・青かびチーズ・軟質チーズ・半硬質チーズ・硬質チーズ・超硬質チーズ・ウォッシュチーズなどに分類されそれぞれ独特の特徴や味、見た目があり、保存期間や方法、食べごろも違ってきます。美味しくチーズを食べるためには、そのチーズに合った保存方法で最後まで美味しく食べる食べ方を見つけたいですね。

フランスのチーズ

一つの村に一つのチーズがあると言われているフランスでは、世界中に1000~3000種類あるといわれるうちの400種類以上の種類のチーズがあるといわれ、その中でも原産地が特定された伝統的なチーズにはA.O.Cという品質と伝統の保護を認可されたチーズがあります。カマンベールや世界三大青かびチーズの一つロックフォールはフランスのチーズです。

最近特に人気が高まってきているのはブリーチーズというカマンベールによく似たチーズ。それもそのはず、ブリーチーズは1000年前からフランスのブリー地方で作られていて、カマンベールチーズはブリーチーズの製法が1700年代にカマンベール村に伝えられて製造が始まったのです。そんなブリーチーズを味見してみたい方は業務スーパーで買うのがいいでしょう。こちらのブリーチーズのページでは、業務スーパーのブリーチーズの紹介とおすすめアレンジがあるので、ぜひチェックしてみてください。

ブリーチーズ

イタリアのチーズ

ヨーロッパのチーズが始めに始まったのはイタリアだと言われています。南北に長いイタリアでは、北部では牛、南部では羊や水牛、山羊のミルクが使われることが多くあります。パルミジャーノ・レッジャーノやモッツアレラ、世界三大ブルーチーズのゴルゴンゾーラが有名なイタリアのチーズでとして知られています。中でもチーズの王様と呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノは熟成期間が長く製造個数が限られてくるため、イタリアの銀行にパルミジャーノ・レッジャーノを保管する場所があるというのですから驚きです。

オランダのチーズ

オランダは大変酪農が盛んな国で、世界中にチーズを輸出していることでも知られています。日本にヨーロッパのチーズを運んできたのもオランダで現在でも日本で多く作られているプロセスチーズの原料となるゴーダチーズを大量に輸入しています。オランダのチーズではゴーダチーズやミモレットなどが有名です。

スイスのチーズ

ハイジでも有名なスイスは山々に点在する村で昔から様々な種類のチーズが作られていました。山で牛を追い、小屋で作られるチーズは「山のチーズ」と呼ばれるものも多く、ハイジの中のチーズのように火に当てて削り取って食べるものも多くあります。ラクレットやグリエール、エレメンタルチーズなどが古くから作られているオランダを代表するチーズです。

インドのチーズ

牛が神聖な生き物とされているインドでは、レンネットの代わりにレモンなどの柑橘系の果物の絞り汁や酢を使ってミルクを凝固させたチーズが古くから食べられています。様々な料理に使われているクセのないパニールと呼ばれるチーズで、日本ではインド風カッテージチーズとも呼ばれています。コクを出すために乳脂肪のおおいミルクを使ったりクリームを加えて造ったりすることもあります。



  

チーズ/イメージ

チーズ料理のレシピ

チーズには短時間で家庭でも簡単に作れるチーズや、熟成期間が長く手間・ヒマ・愛情をかけて長い時間かけて作られるチーズがあり、それぞれ味も特徴も違っています。チーズは様々な食材に合ますので、チーズの個性ある味や風味を生かした料理が、世界中の家庭料理やレストランの料理として色々作られています。チーズ料理を色々覚えたら、自分だけのオリジナルレシピを考えたり、チーズ料理に使うチーズを自分で手作りしてみるとまたチーズの世界が広がるかもしれません。手作りチーズにチャレンジしてみるのもきっと楽しいですよ。

余ったチーズの簡単レシピ

チーズが余ったらそのチーズにあった保存方法で保存しておきたいものですが、固くなってしまったり上手く保存できないというときに、簡単に料理して食べられるレシピをご紹介します。フレッシュチーズはあまり保存に向きませんので、チーズケーキにするか、野菜を着けて食べるディップにするのがお勧めです。

一口ピザの作り方

1) 餃子の皮とハム・ベーコン・野菜などチーズに合わせる具を適量用意します。余ったチーズはすりおろすか刻んでおきます。

2) 餃子の皮に刻んだチーズと野菜を載せて1~2滴オリーブオイルをたらし、オーブントースターで3分程度チーズが溶けたら完成です。コショウやタバスコなどをお好みに合わせてつけるのもいいですね。

ポイント

オーブントースターで作るので、余計な油を使わずに作れる簡単ヘルシーメニューです。野菜に火がとおりやすいようにスライスするか、固いものはラップに包んで電子レンジで軽く温めてから使うと良いでしょう。

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